今朝の日本のYahooニュースのトップに、こんな記事が出ていました。
月の地下に長さ50キロの空洞 探査機「かぐや」で判明
先月CookingKidsさんとのコラボワークショップで、月のお話をしました。
その時に日本の探査衛星「かぐや」が撮影した、月面の映像などもご紹介しました。
かぐやは、すでに2009年に運用を終えていますが、かぐやから送られた膨大な月のデータは、今も調査が続けられています。
今回はそのひとつが、論文として発表されたもの。
ざっくり言うと、
月に大きい洞窟があった!将来、月基地はここに作れるかも!
もしかしたら水もあるかも!
ということです。
月面基地をつくるという話はかなり前からあるのですが、地球のようにまわりをふんわり包んでくれている大気がないので、太陽からの熱や宇宙放射線をバシバシ受けることが問題になっていました。
だけど地下の洞窟に基地を作れば、そういった問題も解決できます。
以前から月に深い穴があいてことはわかっていて、横方向に続く洞窟についても可能性が考えられていました。それが実際のデータから、裏付けられたんですね。
ちなみにこの「月の洞窟」、日本で現在も連載中の人気マンガ「宇宙兄弟」にも登場しています!
単行本だと昨年4月に発売された28巻、主人公のムッタが月面探査中のアクシデントで、偶然月の横穴を発見するエピソードがあります。
公式サイト内でNASAの日本人技術者の方がこのあたりの詳しい解説を書いていました。
《第20回》宇宙兄弟28巻 技術解説×クイズ!
この時点では「月の横穴はまだ直接は見つかっていない」とされてます。
オランダは最近すっかり、朝起きても暗くなってきました。でも起きてカーテンを開けると、きれいな月を見ることができたりもします!地球に一番近いけど、まだまだ謎だらけのお月さまです。
※追記※
ニュースサイトはリンク切れの可能性があるため、宇宙科学研究所のサイトリンクを追加しておきます。
より詳しい解説はこちらをご覧ください。