乗り物の動きに関わる科学を、実際に作りながら学びましょう!
いろいろな乗り物をテーマに、科学の視点からその原理に迫ります。
「解説」→「実験」→「工作」→「工作したものをテストしてみる」の流れで、毎回実際に自分たちで動かしてみながら学んでいきます。
※6回の連続講座ですが、参加希望の回だけ選んでの申込みも可能です。
テックWS 乗り物の科学シリーズ(2018年2月~6月 計5回シリーズ)
時間:11:30~12:50(1時間20分)
場所:De Meent (詳細はイベントページの下部をご覧ください)
対象:小学1年生以上
保護者様も一緒にご見学いただけます。
定員:15人/各回
参加費:25ユーロ /各回
※各回とも使用する材料等が、予定より安く準備できたため、30→25ユーロに変更しました。(2月13日追記)
開催日・内容
ゴム動力付きの飛行船(ヘリウム入り)や、浮沈子を使った潜水艦ゲームのおもちゃなどを作るなかで、液体・気体・固体間に働く浮力の考え方を紐解いていきます。
日程とテーマ | 主な乗り物/機械 | 実験/工作 | キーワード |
終了しました 2月18日(日) 「重力と空気」 |
パラシュート 新幹線 ハイパーループ |
モンキーハンティング、 いろいろなパラシュート、 空気抵抗実験 |
重力、慣性、空気抵抗 |
(事後報告)参加された皆さん、どうもありがとうございました。工作で作ったパラシュート、ご自宅でも遊びましたか?どういう形だったら安定してパラシュートが開くか、たくさん実験してみてください。 今回は時間の関係で残念ながらハイパーループの話はできませんでしたが、次回は空気の無い宇宙空間における重力の利用がテーマですので、ハイパーループはそこでお話したいと思います。 次に作る スイングバイのおもちゃ、絶対「はまります」ので、お楽しみに! |
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終了しました 3月11日(日) 「宇宙でスイングバイ」 |
ジェットコースター、 ロケット、 人工衛星、 小惑星 |
スイングバイシミュレーター (時間があればピタゴラ装置もできます!) |
重力、慣性、作用反作用 天文物理 |
(事後報告惑星探査機が行う「スイングバイ」は惑星等の重力を利用しますが、重力の代わりに磁力(ネオジム磁石)を使って実現する、スイングバイシミュレーターを作成しました。 (制作時間は15分ほどです) 1)動画:このおもちゃは、絶対はまります! 2)動画:ピタゴラ装置もできます 3)額縁つきで、壁掛けとしてもかっこいい! (収納場所に困りません) 4)動画:こんなおもちゃもできます(ガウスの加速器)参考:スイングバイの理論的解説 |
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終了しました 4月8日(日) 「翼の力」 |
グライダー、 飛行機、 水中翼船 |
本当によく飛ぶ紙飛行機 と、その調整方法 (紙飛行機をどのように調整したら 自由自在に飛ばせるかを体験します。) |
揚力、抗力、構造力学 |
「なぜ飛行機は飛ぶのか」からはじまり、
(実は私(洋)、学生時代に航空部(グライダー) 遠くに飛ぶ、長く飛ぶ、左右の旋回、S字飛行などができるようになります。なお、当初は競技用紙飛行機を 一人一機配布すると案内していましたが、 今回は安全性の面から協議用飛行機の配布は行わないことにしまし
一方、より安全で、 その他の話題として、空港における飛行機の発着に関する話を、 本WS修了時には、 ・紙飛行機の調整方法、原理
・飛行機の物理学(航空力学)
・実飛行機の操縦・運用 次に飛行機に乗るのがもっと楽しくなること請け合いです! |
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終了しました 5月13日(日) 「浮く力」 |
船舶、 飛行船、 潜水艦、 しんかい6500 |
潜水艦(浮沈子) ヘリウム飛行船 |
浮力(アルキメデスの原理) |
アルキメデスが「エウレカ!」と叫び、 通常小学生には固体・液体の間で論じられますが、固体-気体、 これを、ヘリウムガスのボンベや、プール(水槽?) |
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6月10日(日) | 風車(ふうしゃ)、 プロペラ、 スクリュー |
ホバークラフト 風車 |
推進力、揚力、発電(電磁気) |
7月8日(日) | 中止 | 7月1日(日)のSciNeth夏祭り&BBQにて、ペットボトルロケット実験を行うため、当初予定していた7月8日(日)のテックWSは中止とさせていただきます。 |
WSで得られるもの:
子供も大人も好きな「乗り物」。なぜこれらが動く/働くのかを、科学的側面から概念的に理解することができます。
人類が発明・発見した数々の英知による恩恵を享受するだけでなく、人類の英知を発展させるための素養を開花させましょう!来たれ、科学者の卵!
日本とオランダ
ところで日本とオランダは、科学では非常につながりが深いのです。
江戸時代まで日本語にはなかった言葉(概念)を、当時の人がオランダ語で学び、日本語にしたものがたくさんあります。
たとえば、日本語の「重力」は、オランダ語の zwaartekracht を「zwaarte(重さ)」と「kracht(力)」に分けて意訳されたものらしいです。
- ガリレオX 重力という言葉を作った男 日本は科学をどう受け入れたか?
江戸時代の日本は諸外国との交流を断つ「鎖国」体制を敷いていたために、外国からの知識や情報が入ってくるのは長崎の「出島」に限定されていた。その出島において、海外からの情報を翻訳する作業を受け持っていたのが「通詞」と呼ばれる人々であった。その通詞の中で一際、偉才を放っていたのが志筑忠雄と呼ばれるオランダ通詞であった。彼こそが「重力」「引力」「遠心力」などの科学用語を生み出した人物なのだ。 - 幕末維新風雲伝 前野良沢と妻子は? 解体新書の中心翻訳者
- NHK 科学文化部ブログ 2016年11月16日 (水) 蘭学者 前野良沢が翻訳したオランダ語の原書発見
申込方法:
必要事項を記入し、メールで scineth@gmail.com 宛てにお送りください。先着順受付です。
折り返し、参加費振込の案内をお送りいたします。
件名:「テックWS ○月」※複数回をまとめてお申込み可能です。
・参加者氏名(ふりがな)
・参加者の誕生年・月
・保護者氏名
・保護者連絡先(携帯電話など)
・連絡先メールアドレス