2020年に亡くなられた安野光雅さんの「旅の絵本」シリーズ。残された原画をもとにシリーズ10作目「オランダ編」が刊行されました。みなさんの知っている風景、懐かしい風景がたくさん盛り込まれていそうですね。
そしてリンク先の中島京子さんのエッセイにもありますが、オランダやヨーロッパの古い建物の入り口などによく「ANNO~」と数字があります。ANNOは西暦のことで、西暦何年に作られたという意味なのですが、作者の安野さん自身がこれを最初に見たのがアムステルダムだったそうです。
安野さんの絵本は、数学、国語、科学といろんな学びの要素をテーマにしつつも、ちょっとおかしくつい引き込まれてしまう世界観のものがたくさんあります。「ふしぎなえ」のだまし絵も印象に残っていますが、あれはやはりエッシャーに影響を受けたものだということ。
エッシャーの生地レーワルデンにも行ったことがあるそうです。調べてみたら安野さんは90年代に「オランダの画帖」「オランダの花」というイラスト紀行文を出版されていました。もしかしたら何度か訪れたことがあったのかもしれませんね。
エッシャーといえば、デンハーグにはエッシャー美術館があります。この建物は、もともと王族の宮殿のひとつでした。Lange Voorhout Palaceという名前で、1984年までは現在のウィレアム・アレクサンダー国王の母、当時のベアトリクス女王の事務所でもあったそうです。エッシャーの作品はもちろんのこと、室内装飾も見ごたえありですよ。
エッシャーといえば、デンハーグにはエッシャー美術館があります。この建物は、もともと王族の宮殿のひとつでした。Lange Voorhout Palaceという名前で、1984年までは現在のウィレアム・アレクサンダー国王の母、当時のベアトリクス女王の事務所でもあったそうです。エッシャーの作品はもちろんのこと、室内装飾も見ごたえありですよ。