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江戸時代とオランダ語 | SciNeth(サイネス)

江戸時代とオランダ語

オランダ情報

NHKドラマで思い出したのでもう一つ・・・。
2018年NHK正月時代劇にも、オランダ語が出てきてました。オランダ語で書かれた解剖学書「ターヘル・アナトミア」を、前野良沢と杉田玄白らが「解体新書」として翻訳していく物語でした。

「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」


解体新書の現物は、今でも日本の博物館などで見ることができます。ターヘル・アナトミアはオランダで見れるかなと思ったけど、ぱっと検索した感じではわかりませんでした。元々ドイツで出版されたものなので、ドイツだったらあるかな?ドイツでの初版が1722年、オランダ語版は1734年に出版されています。

ちなみに、ライデンのブールハーフェ博物館には、ターヘル・アナトミアよりもっとずっと古い解剖学書の展示があるんですよ。1543年に出版されたアンドレアス・ヴェサリウスによる「De humani corporis fabrica」です。(展示されているのは1555年の第2版)

この後、1500年代後半はライデン大でも解剖学講義が盛んになっていった時代。
そして日本へ蘭学が伝わり、解体新書が出版されるのは1774年のことです。

 

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